10/20 KIRINJI LIVE 2011 @SHIBUYA-AX を観に行って来た。
まだ大阪もあるが、セトリ含む壮大なネタバレあり。
260番台だが、入場したのは400番台のコールの頃。後方の、一段高くなったフロアの一番前、バーによっかかれるところを確保。ドリンクは交換せず、じっと耐える。観客に男性がかなり増えたような気がするよ。
<某所より>
スウィート・ソウル /鋼鉄の馬/ 温泉街のエトランジェ/牡牛座ラプソディ
クレイジー・サマー/悪い習慣/柳のように揺れるネクタイの
Lullaby/地を這うものに翼はいらぬ
ハルニレ/私の青い空/お針子の唄/それもきっとしあわせ
風を撃て/僕の心のありったけ/Golden harvest/太陽とヴィーナス
絶交(ヤスリードボーカル)/ジョナサン/夏の光

鼻紙/くよくよするなよ/あたらしい友だち


どうでしょう、このセットリスト。新旧織り交ぜて、貴重な曲も!
メンバー登場、遅れてキリンジ登場。ヤスは長袖シャツの下に着た緑のTシャツ、下の裾が見えたのだが、なんとそこが発光していた!なんじゃそれ!噴いた。
兄はチェックのシャツにネクタイ。シャツはパンツにイン。出しているところも見たいものだ。


一曲目から素敵な選曲。ここで「ああ、もう今日は中座してもこれ聴けたから満足だわ」なんて思ってしまった。精神的なものだろうが、気もそぞろで手汗びっしょり、ハンカチを握りしめながら鑑賞。
懐かしい「鋼鉄の馬」。ヤスが「珍しい曲もやる」と言い、期待も高まる。「悪い習慣」「柳のように〜」と続く。「若者がギターを弾き歌う〜」のところがいいよね!ね!
「Lullaby」と、DODECAGON ツアーを思い出させる。このアルバムがとても好きなのでうれしい!!「地を這う〜」も、兄のタピオカと弟の中指に全神経を傾けてしまう。
MC。
ヤスは昨日紅白に出場する夢を見たそうだ。しかし自分達の曲ではなく、他の曲を選ばされ「ダルダラ」という曲にしたという。ここで兄が即興で演歌みたいな「ダルダラ」な歌を歌った。兄は、愉快な夢でうらやましいな、ツアー中は俺はリハが終わっていないのにもう本番?とか、お客さんが一人もいないとか、ギターの弦が切れて張り替えてもらったのに弦がないといった夢ばかり見るそうだ。
物販の話になり、缶バッジの裏に鏡がついたものの説明で、ヤス「虫に光を当てて」兄「山ガールの人はこれでキラキラさせて」とか言っていたね・・・。


いいな、今回の選曲たまらないなー、思っていたところ、中盤「SONGBOOK」コーナーへ。
初日は「若葉の頃や」だったそうだが、2日目は「ハルニレ」。いい曲だからどっちもやっていいのに!ポーッとしていたところに兄の爪弾くガットギターの音が響き、楠さんのパーカッションが始まる。「わたしの青い空」。兄のトラッドな格好から溢れ出すあの美声とエロス・・・すごいよ(すみません本当に)
「お針子の唄」の出だしの歌詞をとちったヤス。悔しそうに兄に歌詞を尋ね、歌い直した。これはバンドサウンドも全面に出て、照明も強めで圧倒的だった。
「それもきっとしあわせ」も良い歌詞だから胸にこみあげてくるものがあった。兄の最後のギターがギュインギュイン言っても微笑ましい。
「バラードが続いたので、ここからはノリの良い曲を」と後半戦へ。「風を撃て」「僕の心の〜」も、もう懐かしい。そしてここで自分はお手洗いのため中座してしまい「Golden 〜」をロビーで聴き、後は一番後ろのドア付近でモニタを眺めることとなった・・・でもカメラが寄ってアップも観られたから良いのだ・・・
「最後は3曲続けてやります」と言い、歌い出しまで分からなかった「絶交」!!なんとヤスのリードボーカルバージョンだった。以前にCDJ でやったものを映像で見たが、まさかまたやってくれるとは。たたみかけるように「ジョナサン」「夏の光」と、終わりまで良いセットリストだった。


兄のカッティングがとても良かった曲、チガちゃんのベースがうなりを上げた曲は何だったっけ・・・思い出せないのが悲しい。



アンコールはなんと「鼻紙」。ドデカ好きにはもう・・・言葉が出ない!
2曲かなと思ったが3曲も。「エイリアンズ」「Drifter」もないマニアックさ。
最後の「あたらしい友だち」はあまり良さが分かっていなかったけれど生で聴くと引き立った。




ファンを続けて、いろんな思い出とともに曲に寄り添って来た。だから、今回のセットリストは自分を振り返るものでもあった。キリンジから派生したいくつかの人間関係は流れて行き、もうわからない人達もいるが、みなさんどこかでいい時間を過ごしていたらと願った。
同行者は自分よりファン歴が長いが最近はあまり熱くない、でも今日のライブは良かったと言ってくれてそれも嬉しかった。


今年は渋公、六本木、ビルボード、AX と観られてよかった。あんまり生きていたくないけれど、一緒の時代を過ごして、この音楽を見届けていきたい。