10/30(土)キリンジ TOUR 2010 横浜BLITZ
大々的なネタバレを含むので要注意!
根性無しなので横浜から歩かず、みなとみらい線に乗り換え。スムーズに着いたので雨風がしのげる駅で少し時間つぶし。10分前に会場に行ってみれば長蛇の列に驚く。それは主に整理番号B〜の方たちだった。Aなのでずんずんと前へ。

始まる前は後ろでどうせ見えないんだろうなと思っていたけれど、床が一段高くなっていて、バーにもたれかかれる場所をキープ!よく見えた。ただ、兄の陰でキーボードの伊藤氏は何も見えなかった。

はい、改行はこんなもんで、いいでしょうか。

セットリストは某所より。MCはあまり覚えていない・・・
台風一過/夏の光/温泉街のエトランジェ/ホライゾン!ホライゾン!/Rain/セレーネのセレナーデ/
星座を睫毛に引っかけて/秘密/Round and Round/嫉妬/都市鉱山
空飛ぶ深海魚/ブルーバード/ムラサキ☆サンセット/十四時過ぎのカゲロウ/あの世で罰を受けるほど/
小さなおとなたち/アンモナイトの歌
●アンコール
悪玉/Drifter/さよならデイジーチェイン


ナチュラルのかたが事前に「台風一過」のネタバレをツイートしていたのだが(笑)まさか1曲目とは。たたみかけるように「夏の光」も。その後ニューアルバムの曲たちがつづく。ただ、兄のボーカルがあまり安定しておらず、少しハラハラ。「ホライゾン!ホライゾン!」はサビでヤスの声の伸びを存分に味わった。
そしてなんといっても「セレーネのセレナーデ」。ヤスがギターを置き、ズボンをずりあげ、向かった先は何とスティールパン!ヤスが弾いた!これには会場も固唾をのんで見守る感じだった。いい音色で感動。
楠氏が「秘密」を叩き出すが止まる。曲を間違えたようで、仕切り直しできれいなキーボードソロが始まる。「星座〜」かい。いい曲なのにくすくす笑いが起こる。「秘密」ではヤスのハーモニカを堪能。田村氏のバンジョー登場の「Round〜」。ヤス、高音出てるー。
そしてなんと旧曲からは「嫉妬」!これ嬉しい選曲。兄の鬼カッティング!2コーラス目のヤマ場ではヤスにロマ街なみのピンスポット!色は白だけれどね。
そしてお待ちかねのイントロが流れ出せばわーきゃーな歓声が!「都市鉱山」!兄はメーター振り切れるくらいにニューウェーヴなパフォーマンスするのかと勝手に想像したが、緊張が見て取れる、フツーな感じで歌っていた。レアメタル連呼のパートは、客もタテノリになったりするのかと思ったが結構おとなしかった。
「空飛ぶ深海魚」、ヤスは間奏でタンバリンを叩いた。見どころいっぱい。
「ブルーバード」男声が重なる良さを感じた。テンポがゆっくりめで少しだれたかな。キビキビ行くほうが好きだ。そしてなんと「十四時〜」!まさか!レアすぎる!兄の「十四時過ぎのカゲロウ〜♪」パートが良かった!!
「ゼップにも横浜にも観覧車があって、そんな曲をやります」と言った「小さなおとなたち」。楠氏のドラムにくぎ付け。シンバルワークが最高。「アンモナイトの歌」までやるとは思わなかった。「おーい馬鹿よ」のくだりが好き。あの世界観は生音でどうなるのかと考えていたが、アウトロまで緊張の糸がはりつめていた。


アンコールは懐かしい「悪玉」。「マイクよこせ早く」をどちらが歌うかでヤスが兄をdisる!「リハでもあやしいと思っていたんですよー。(歌うところなのに)ギター弾いてそっぽむいてるから」とか言ってたかな?そして「Drifter」。問答無用で素晴らしい曲だけれど、なんだか取ってつけた感があった・・・。でも聴いていていろいろ考えさせられた。最後の曲前にヤスがデイジーチェインとMCで言ってしまい、ネタバレ(笑)


以上、初日らしさがあふれるライブだった。が、ヤスの声はベロベロ出てるし、大いなる進化を遂げたと感動した。兄はちょっと大変そうで、これからどんどんこなれていけばいいなと思えた。
キリンジを聴き始めて8年、いつまでもワクワク楽しませてくれるありがたさをかみしめた夜だった。会場を出てみれば台風一過、ビールで乾杯、食事をし家路についた。


次は11/11 のDUO music exchange。一人参戦。Tシャツ買おうかな。