中村一義の経過と100sと

 中村一義を聴くようになったのは「セブンスター」から。かなり最近だ。彼があらわれた時の衝撃も知らないし、あの世界に撃ち抜かれたこともなかった。
 『金字塔』を彼の頂点とし、バンド活動に否定的なファンの意見も目にする。「初期のほうがいい」、どんなミュージシャンにもそう言われてしまう傾向はあるだろうが、中村の場合は顕著に目立つように感じる。
 メディアが煽動した向きもあるが、『金字塔』はそんなに凄かったのか。わたしにはそれがわからない。あの時代に、あの音楽シーンに、リアルタイムで味わうことが絶対なのかもしれない。今から追いかけたって、わかりっこない、そんなトーン。

 今、中村一義100sでバンド活動をしている。「honeycom.ware」を聴くと、これがソロ音源で、例えばバンドメンバーも毎回イレギュラーで、なんて姿は想像できない。これが中村一義の新曲!と言われたら、驚くしかない。
 「音源が聴けるなら、何だっていいよ、あの声なら。」と言い切れると思いきや、メンバーはとても魅力的で、つくづく「バンド」だと思わされる。

 10ヶ月もレコーディングをしているという、今後のアルバムが心底楽しみだ。 

 椎名さんのバンドのほうには、何故か、やらされてる感が伴うのは、彼女のデコラティブな世界観なせいですか。

先週岡村ちゃんのライブのときに同行させていただいたかたが「種」を気にしていたのでつい「種」を見てみたけど地震が気になってな。余震もあったな。あと、主題歌は西か。今日、イントロだけで西とわかるPVも見た。